ECLIPSE
 
初夏というにはまだまだ早いある日、ある注目すべきライヴを神戸の富士通テン本社にある「スタジオf(フォルテ)」ホールで行った。

通常ライヴやコンサートの時には、客席に向けた音質よりもどちらかというとパワー重視のPAスピーカーと、ステージ上で演奏者が自分の演奏を確認するために使うモニターと大きく分けて2種類の役割の異なるスピーカーシステムが必要だ。この日は、そういったこれまでのライヴコンサートにおけるスピーカーの役割や存在の概念を捨て、ライヴ会場内のすべてのスピーカーをECLIPSE TDシリーズスピーカー 512だけにするというものである。

その狙いは、ライヴをできるだけアコースティックな感じで、生音に近い音場にする事。つまり、演奏者や聴衆をふくめ、会場全体がまるでひとつのアコースティック楽器の様な空間を作ってみたかった。スピーカーをECLIPSE TDシリーズスピーカー 512だけにすることにより、それが可能だと考えたのである。

そもそも、ライヴ演奏の中でECLIPSE TDシリーズスピーカー 512を使うと言う発想は、ピアニストの青柳誠との何気ない会話の中から始まった。青柳氏はすでに、多くのコンサートでステージモニターとしてECLIPSE TDシリーズスピーカー 512を使っている。ライヴ演奏時におけるECLIPSE TDシリーズスピーカー 512の優位性は誰よりも感じているだろうミュージシャンの一人だ。

実はこのライヴ、最初の企画段階から出演してほしいゲストミュージシャンは決まっていた。そう、南佳孝さんである。

佳孝さんも、このECLIPSE TDシリーズスピーカー 512のユーザーである。御自宅では仕事でもプライベートでも、これで毎日音楽を聴いているそうだ。青柳氏ともども、このECLIPSE TDシリーズスピーカー 512を心より気に入ってくれており、今回のライヴの提案にも佳孝さんは、二つ返事でOKしてくれた。

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