従来のスピーカーでは、エンクロージャーに直接スピーカーユニットを取り付けた構造が一般的です。しかし、この構造だとスピーカー。ーユニットの振動がエンクロージャーに伝わり、元の音には無い余計な「響き」の原因となります。この問題を解決するためにECLIPSE TDシリーズスピーカーでは、台座もしくはスタンドと直結して外側に伸びる5本の支持構造を開発スピーカーユニットとエンクロージャーを機械的に分離した非接触構造とすることで振動伝達により生じる不要音(余計な響き)を抑制しました。
TECHNOLOGY/テクノロジー
タイムドメイン理論を実現した
ECLIPSE TDシリーズスピーカー独自のテクノロジー
3つのテクノロジー
元々の音の波形に悪影響を及ぼす主な原因として、スピーカーエンクロージャーの「響き」があります。その響きの原因である不要な振動や余計な反射、共振を極限にまで抑制するために画期的な3つのテクノロジーを投入しています。【図4】【図5】
【図4:TD 712z分解図】
【図5:時間軸特性によるインパルス応答比較】
入力信号(インパルス)と出力信号(インパルス応答)の波形が近いほど、再生音は正確。
・従来のスピーカー
・ECLIPSE TDシリーズ スピーカー
1 スピーカーユニットをフローティング/ディフュージョンステー

2 スピーカーユニットの反作用を抑制/グランドアンカー

スピーカーユニットをエンクロージャーから切り離すと、不要な振動は防げるもののスピーカーユニットの往復運動に必要な足場を失います。これを解決する方法としてECLIPSE TDシリーズスピーカーではスピーカーユニットの後部に巨大な円錐形の「グランドアンカー」と呼ぶ錘に固定。強固な足場を設けることにより、スピーカーユニットの反作用を質量でしっかり受け止め、音楽信号をスピーカーユニットの理想的な動きに変換できる構造になっています。
3 定在波、回折効果を排除/エッグシェル・コンストラクション

多くのスピーカーに採用されている箱型のエンクロージャーには少なからぬ問題点があります。内部に平行面があるために定在波が発生しやすく、また、エンクロージャーの角から発生する回折波の影響をうけやすいという問題点があります。これにより、特定の周波数が強調されたり、箱なりが生じやすくなることがあります。入力された波形を正確に再現することを生命線とする「タイムドメイン理論」にとって、これは大きな障害。この問題を解決するためにECLIPSE TDシリーズスピーカーでは、内部定在波や回折波を極力排除するために、剛性が高く、同一半経面が存在しない卵型ラウンドフォルムを採用しています。
【図6:スピーカー内部の反射音による共鳴やボックスの角から発生する回折波イメージ】
※いずれも一つの音が入力された時のイメージ
卵型のエンクロージャーは、内部の反射音による共鳴やボックスの角から発生する回折波が排除されます。【図6】このように「ECLIPSE TDシリーズスピーカー」の斬新なフォルムと内部構造は、「タイムドメイン理論」をベースにリアルサウンドを妥協なく追い求めた研究開発の結果、たどりついた必然のカタチなのです。

