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ECLIPSE スペシャルインタビュー/屋敷豪太  
     
   でお互いに意気投合してやっていたある日「シンプリー・レッドで今度レコーディングをやるんだけれど、アドバイスで来てくれないか?」と言われたんです。ただ当時シンプリー・レッドにはドラマーがいたので、自分が何をすればいいのかを聞いたら、「最近やっているようなモダンなアドバイスをして欲しい」と言われたんです。

  そんな経緯でシンプリー・レッドのメンバーに会って見たら、こんなメガネをかけたヒョロッとしたやつが出てきて、リーダーのミックもビックリ。スチュワート・レビンに初めて会った時もそうだったけど「どんなでかい黒人のやつが来るんだ!?」って思っていたみたいで(笑)。 そこからシンプリー・レッドでの活動が始まったんです。

シンプリー・レッドのメンバー時代〜自家用ジェットで飛び回る憧れのロックスターに

 88〜92年頃は、何を出してもヒットした時期でした。ニューアルバムやシングルを出すと1位になって、しかもそれが1回だけじゃなくて4週連続とか十何週1位になったんです。最も売れたのが91年あたりのスターズっていうアルバムで、なんとU.K.チャート2年連続1位だったんです。普通年間1位っていうのはあっても、2年連続っていうのはめったに無いじゃないですか。一時はビートルズやクイーンを抜くような勢いで、周囲の反応はまあ言ってみればちょっとトリッピーな感じで、完全に現実離れしていましたね。

 ヨーロッパでもかなり売れましたから、何処に行っても1位、1位で、あちこちのTVへの出演依頼や、プロモーション、ツアー等々とにかく忙しかったので、だから自家用ジェットで飛び回っていたんです。僕は子どもの頃からレッド・ツェッペリンのドラマーのジョン・ボーナムが好きで、彼が自家用ジェットのタラップから降りてきて、そのままリムジンに乗っていく、みたいなロックスターの格好良さに憧れていたものに、突然自分がなってしまったという感じでしたね。

 とにかくいろんなオーディエンスの前で演奏できて、いろんな国に行けて、いろんな体験が出来たことが一番大きな思い出ですね。またリーダーのミックとも親友になれて、一緒に遊んだりプロデュースしたりするようになったのもとても良かったです。
 

    初めてECLIPSE TDシリーズスピーカーを聴いた時の印象〜大げさじゃなく衝撃的

ECLIPSE TDシリーズスピーカー 512を僕のロンドンのスタジオに入れたのは、確か3年位前でした。大げさじゃなく衝撃的でしたね。ちょうどブライアン・イーノも同じようなこと言っていたけど、バスドラムの音があれだけ目の前で鳴っているように聞こえるスピーカーは聴いたことが無かった。普通は「スピーカーから出る」というバスドラムの音じゃないですか。僕は元々日本太鼓を叩いていたので、「あの頃の感動がまたこのスピーカーから聞こえた」っていうんですか。これは決して大げさじゃないですよ。「このスピーカーは何なのだろう?!」って。他の特徴としては、ずっと聞いていて疲れないという事、それから特にボーカル録りをしやすいですね。「録音したボーカルの声が生声と同じようにそのまま聞こえてくるという事は、これであっているんだろうな」と確信させてくれるので、変に音をいじくらなくていい。 他のスピーカーは確かにHiFi的には聞こえるけれど、実際の人が歌っているレゾナンスっていうのか中低域辺りが分かりにくい。 512の場合は、目を閉じたら「そこで歌っているんじゃないか?」っていう感じがあります。そこがすばらしいと思いますね。

 シンプリー・レッドの「ブルー」というアルバム制作で512を使っていたときに、ミックも「ボーカルの音質が好きだ」って言っていたのを覚えていますね。 トム・ジョーンズも「リロード」というアルバム制作の時に「分かりやすい」と言って帰っていきました。

 それから弦楽器もそうだけどサックス等すごくリアル感が出ていると思いますね。例えばサックスはボディーから出てくるブレス音とか抜け方っていうのかな、もちろんマイキングにもよるけど。それと部屋鳴りなど普通のスピーカーでほとんど聞こえてこない音が良く聞こえるような所ですね。

 トータルにいうと、例えばバンドでドラム、ベース、ギターが一斉にバッと音を出したときに、これまでのスピーカーだとベースとかバスドラムが奥まって聞こえていたのが、512だとバッと立って聞こえるんですよね。だから多分一番このスピーカーをわかりやすく聞き比べるんだったら、ライブかなんかやっているところでステレオのマイクを立てて、そこに他のスピーカーとECLIPSE TDシリーズスピーカーを置いてA/Bって切り替えてみれば一目瞭然っていうか一聴瞭然っていうか(笑)

 
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