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■いかに音が早く出てくるかも僕には大切なんです
──つまり、それはどういう事なのですか?──
結局は音楽において低音がどれぐらい出ているかどうかというより、ベーシストとしてはいかに低音を理解しながらも、「楽曲全体が上から下までクリアに見渡せるかが大切」なのです。もちろん、ECLIPSE TDシリーズスピーカーは低音も高音も出てるんですよ。周波数としてはその帯域はちゃんと存在し私もそれを感じ取っています。でも当然この口径のユニットですからね。それでいて、ここから出てくる音というのは、帯域の再現性を問うものではなく、上から下までの楽曲全体の「音楽としてのアンサンブルをいかに正確に表現出来ているか」が重要なのです。具体的にはベーシストとして低音がいかに出ているかではなく、低域高域を含めて楽曲全体をいかにトレース出来るか」という事なのですね。
──なるほど。櫻井さんが以前在籍されたカシオペアや今のソロ活動におかれても、ベースという楽器もちゃんと前に出す。いわば、私にはすべてのパートが音域的に音楽の中で均等にフィーチャーされた演奏が思い浮かびます。──
そうなんですよ。それに加えて、いかに音が早く出てくるかも僕には大切なんです。口径が小さいスピーカーは音の立ち上がりが早いのは以前から認識していました。チョッパー奏法なんかすると、小さい口径だと「パパッ、パパッ」と出てくる。ベースアンプなんか低音の迫力を出す為に大口径になりがちですが、そうすると出音がやはり「ブォーン」と、少し遅れる感じがするんです。パンチ力不足というか、スピード感が遅くてストレスを感じてしまうんですね。もちろん、低音を体感する魅力はそれはそれであるのでしょうけど。
──よくわかりますね。余談ですが、チョッパーベースというのは、今も流行っているのですか?──
最近はスラップ奏法というのですが、もう流行ってはいないですよォ(笑)。
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