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櫻井哲夫さん
 
  櫻井哲夫 プロフィール
1957年11月13日 東京生まれ。
13歳の時ベースギターを弾き始める。
1976〜89年「カシオペア」、
1990〜98年「JIMSAKU」のメンバーとして活動。
1979の年レコードデビュー以来、バンドとソロで合計37枚のアルバムを、教則ビデオも3本リリース。
現在はソロアーチストとして精力的に活動中。
 
■これは全てにおいて恐るべきスピーカーだと思いました(笑)

倉持:本日はよろしくお願いします。

櫻井:こちらこそ、よろしくお願いします。

──早速ですが、ECLIPSE TDシリーズスピーカーとの出会いを教えてくださいますか?──

数年程前ですか、初めてECLIPSE TDシリーズスピーカーが登場した時にカタログが僕の所にも送られてきたんです。当初は富士通テンのスピーカーね...あまり音のイメージが湧かないなあという感じでした。ただ、カタチが面白いんで記憶にはずっとありました。

──実際にECLIPSE TDシリーズスピーカーをお聴きになっていかがでしたか?──

聴いてみると、ECLIPSE TDシリーズスピーカーの魅力は出てくる音が正確でまとまってるんですよ。音楽としてそれぞれの粒が実に見やすい。最初にTD712zの方を聴いたのですが、凄く感動しましたね。それこそ、ひとつひとつの楽器の演奏はもちろん、アンサンブル全体が凄くリアルだったんです。特にウッドベースなんか聴いた時は、びっくりしました。弦を弾いた時の「ブンッ」という振幅や、その指の角度までも見えるのです。手が弦に触れた時のちょっとしたノイズや、今どの弦を弾いているのかまでも聴こえてくる、これは全てにおいて恐るべきスピーカーだと思いました(笑)。

──ECLIPSE TDシリーズスピーカーはフルレンジですから、場合によっては低音や高音など帯域の狭さを問われる事があります。通常より上下が多い6弦ベースを弾きこなす櫻井さんにとって、ぜひそのあたりの印象を伺いたいのですが。──

そうですね、まずこういう話をしてみたいのですが、ベーシストには音楽プロデューサーになる資質を持っている人が多いと思うんです。音楽を演奏する立場からしてもその役割が適している。といいますのも、べースというのは弾きながらリードやアンサンブルを常に意識してますから。いつも楽曲の中での全音域を見ているんです。まあ、リードの人は上から下まで聴いているかというと、実はそうでもないようです。それはコンポーザーでも同じですね。音域として、きちんと上下の帯域の「あり方、聴こえ方」まで考えている人は、割と少ないかなと感じます。

──なるほど。ベーシストは楽曲全体をボトムエンドからきちんと意識しているということですね。──

そうです、だから僕は自分でも、冷静にその音楽全体を管理するというか、音域として全体を聴く習慣になっているんですね。それと、弦楽器特有の弦を弾いた時の「ビィーン」とか「ブーン」という振動を常に体感しながら演奏している訳です。その振動を常に味わっている。デリケートな迄に、身体でその低音を感じながら音楽全体を聴いているのです。 <次へ>
 
     
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