 |
| ところで、少しステージの事をお聴きしたいのですが、角松さんの場合マニュピレータの方は何をされているのですか? |
| クリック出しにPerformerと最近ではProToolsを一緒に走らせてます。そこからは自分のパートのコーラスを出してるんです。自分の自分によるハーモニー。歌の一人二役はライブじゃ出来ないですから(笑)。というように、ステージではレコーディングで使った自分のハーモニーのパートを出して歌うことも有ります。もちろん、昔の打ち込みバリバリの曲をやる時は、リズムやベースの音も出します。もちろん、クリックが走っていない曲もあります。ドラマーがイヤホンをしていない曲がそれです(笑)。 |
 |
| ステージと言えば、クロスオーバージャパン2004に出演が決定されましたね? |
| 一部ではジャズフュージョンの盛り上がりがあるようですが。それは少子高齢化の始まりのようなものです(笑)。30後半から40代の人たちがそれなりの立場になったということでしょう。あの当時は良かったという事を叫んでいる訳です。でも、例えばそれを今の若い人達へ叫んでも、少々無理があると思います。それが大きなうねりとなって大きなマーケットになればいいんですが、単なる大人の懐かしみだけだと、それだけで終わってしまうように思います。80年代の後半に遅まきながら下手の横好きで『SEAISALADY』というフュージョンインストアルバムを出してみたんですね。そしたらそれが売れた。それは、言い換えれば、当時すでにもうリバイバルだったんです。今回はそれをやった責任があるかもしれないと思って、出演させていただく事になりました。もちろんインストだけしかやりませんよ。 |
 |
| もうインスト中心のアルバムは出されないのですか? |
| それは、新しい形ではやってはみたいですけど、歌と言う本職が売れたらと言う事にしておきます(笑)。富士通テンさんから出せないかな(笑)。 |
 |
| そのうちECLIPSE TDシリーズスピーカーだけを使ったライブをやってみませんか?PAもモニターもすべてそれだけで。 |
| それは面白いかもね。アコースティックライブとかはいいかもしれない。会社が神戸でしたっけ、いいですね神戸。 |
 |
|
 |
| そんな、ECLIPSE TDシリーズスピーカーへのリクエスト等はありますか? |
| ええ、定位の表現力もあって綺麗で良い音だとは思います。が、せっかくここまで良いスピーカーなのですから、さらに上下が欲しいと言う気持ちは有ります。変わった形なのにコイツ音が良いじゃん!という賞賛を込めてね(笑)。シングルユニットでこの形にこだわっているのであれば、それにこだわりつつさらに進化すれば嬉しいですね。この形でこの定位感を活かしつつ、さらなる進化を望んでますよ。 |
 |
| ずばり、角松さんにとってスピーカーとはどんな存在ですか? |
| そうですね。やはり、電気信号を空気振動に変えると言う装置です(笑)。考えてみればスピーカーって不思議だなと思うのですが、結局「紙..」なんだよね、色んな素材があるかもしれないけど、コーン紙が振動を発生するだけ。極端な話、こんなにエレクトロニクスが発達しているのに、音楽を聴く物ってスピーカーしかないんだから。そこに、エレクトロニクスの限界じゃないんだけど、進み過ぎたエレクトロニクスのあるべき姿を感じますよね。それに、自分の作った音楽と聴いてくれる人の最大の接点でもあるし、「僕のエモーショナルを伝えてくれる大切な存在」です。 |
 |
| では最後に、皆さんにメッセージをお願いします。 |
| 今自分は80年代よりも90年代よりも、創作意欲もあるし歌いたいという気持ちも一番あります。僕は今の自分が一番美味しいと思っています。今書いている曲はあの時代には書けなかったし、あの頃は最高の曲を作ってもどこかにわずかに不満があったりました。最近はそれが全く無く自信をもって送り出せています。僕自身の中では角松敏生という新人が現れたという気持ちなのです。もちろん、当時出来なかった事を『Summer 4 Rhythm』みたいにして今行えているわけですし。今回のシングルもそうですが、今が旬の角松敏生をぜひじっくりと聴いてみて下さい。 |
 |
|
 |
 |
| 1981年のデビュー以来、ボーカリスト/ギタリストとして多くのアルバムやシングルを発表する傍ら、杏里、中山美穂、ANNA、などの楽曲提供やプロデュースも数多く手掛ける。93年に活動を一旦凍結したが、98年には武道館での解凍ライブで再びシーンの第一線へ。01年にはデビュー20周年コンサートを東京ビッグサイト野外会場で行うなど、演奏活動にも精力的である。最近では映画音楽や芝居など新しいフィールドにも挑戦し続けている。 |
Toshiki Kadomatsu official Site
http://www.toshiki-kadomatsu.jp |
ECLIPSE TD 512もレコーディングに使われた、
角松敏生のシングル。 |
 |
 |
| Toshiki Kadomatsu |
Startin'/月のように星のように
|
BVCR-19926〜7
¥1,575(税込) |
| 2004年4月7日発売 |
|
|
 |
 |
01.Statin' 02.月のように星のように 03.桃色の雲 from Special Live at SHINJUKU LIQUID ROOM on 2003.8.17 04.Startin'(Instrumental) 05.月のように星のように(Instrumental)
|
|
 |
| いかがでしたか?最新の角松さんの生の声の数々。とくに機材やサウンドについて、これだけ多く語っていただいたインタビューはとても貴重なのではないかと思います。筆者は学生時代より角松さんの音楽に共感し、詞の内容にとても影響されました。アルバム毎に常に新しいアプローチを続ける角松さんが、プライベートスタジオにもECLIPSE TDシリーズスピーカーを導入され、ニューシングルでも使用された事を嬉しく思います。4/7に発売されたニューシングルには初回特典としてスペシャルDVDとスペシャルイベントの応募券も封入されています。ぜひ最新の角松さんのエモーションをECLIPSE TDシリーズスピーカーでじっくりと楽しんで下さい。(倉持淳一) |
|
|
|