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| 極論ですけど自分の曲をこんなスピーカーでは聴いてほしくないとかありますか? |
| スピーカーというよりか、やはり問題はアンプですかね。今はEQシミュレーションとか色んな機能が入っているじゃないですか。JAZZだとかPOPSだとか。でも、どんな機械でもEQなどで触らなくても、「フラットな状態でよく鳴るものを選びなさい」っていう感じです。最近ではAVアンプとかに残響等のシミュレートもありますが、あれは我々がスタジオで作った音像とかを壊してしまうし、疑似サラウンドなんてかけられた日には位相なんてまったく変えられてしまいますからね。 |
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| そうですよね、確かに。 |
| 例えばですね、これは余談で昔の話ですけど(笑)、機械の事とかよく解らない女の子の家に遊びに行って、そこでその日に録ったばかりのテープを聴かせたりするじゃないですか、すると滅茶苦茶変な音がするわけですよ。モコモコしていておかしいなあ..と思ってよく見ると、ノイズリダクションスイッチとかが入りっぱなしなんです。それをOFFにして、お、これこれ!と聴いてると、その子が「あら、いい音になったわ..」なんて言ってる(笑)。つまり、そんなもんなんですよ。女の子とか当時のコンポなどスイッチだらけで、よく分かんなかったりするから。今でもどう言う風に聴かれてるかなんて予測出来ないけどね。デフォルトできちんと聴いてくれてる人なんて少ないんじゃないかな。逆に言えば何も付いていないラジカセなんかで聴いてくれた方が安心ですよ。余計な機能や音を触る箇所とかもないから。 |
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| でも、オーディオメーカーは音だけでなく、音楽までを触れる装置を内蔵する風潮があります。 |
| 今はハードウエアを作る人達とソフトウエアを作る人達がかけ離れてしまっているんじゃないかなという気がしますよね。実は今回のシングルの特典にDVDを作ったんです。で、5.1chサラウンドミックスを自分の音楽作品では初めてやったんですね。こうこう、こう言う音像でって作りこんだわけですよ。で、自分でも実は自宅に結構良いマルチチャンネルのシステムを持っていて、それで聴いたんですけど、スタジオでやったのと全然音が違うわけ..。で、おかしいなと思ってよく見たら、実はそのシステム独自のサラウンドモードで聴いてたんです(笑)。DTSじゃないモードで。 |
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| あらら..(笑)。 |
| で、振り返るとこれまで色んな作品をそれで楽しんでたんですけど、すべて違う設定だったの(笑)。自分で初めて5.1chのDVD作品を作って、ああ、この設定は違ってた訳ねと..分かった。先ほどの話じゃないんですが、これでは機械音痴な女の子の事なんて言えないよね(笑)。まあ、言い訳じゃないけど家に帰って来たら酔っぱらってる事が多いからかな。たとえば、スターウオーズなんかを見ていても、これではジョージルーカスが意図したサラウンドではなかったんだと気付いた。やはり作り手の意志を反映出来る様に、「メーカーにはデフォルトの状態は常にフラットにするような事を大切にしてほしい」と思います。 |
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| マルチチャンネルの音楽作品、例えばDVDオーディオやSACD規格による5.1chの音声作品には興味はありますか? |
| 興味はありますね。ありますけどあまり意味が無い事かもしれません。日本は誰もがその大掛かりな5.1の音楽を楽しめるような国土じゃないかも..。小さくても高性能なスピーカーは別として、それは住宅とかの環境も含めてよっぽど金持ちか物好きな人のモノかもしれません。もちろん、SACD等での高品位な2ch作品にも興味はあります。どれだけちゃんと自分の意図した作品がそこに入れられるかと言う。ただ、特別な物を作っても、大多数の一般ユーザーが使える環境であったり、理解してくれるものでないと意味が無いと思いますね。 |
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| そういう意味では角松さんのファンの多くはきちんとした再生装置でじっくりと作品として聴いておられる方が、他のミュージシャンに比べたらかなり多いと思います。それに、角松さんは特にこう聴いて欲しいという事でサウンドも作り込まれますでしょ? |
| それは、多いでしょうね。有り難いと思います。それと最近の僕の作品はHDCD仕様等になっていますので、それによってこんな音が入っていたのかとか、こんなに奇麗な音だったのかという事を気付いてくれればうれしいことです。こっちとしては気付いてほしいわけですから(笑)。 |
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