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葉加瀬太郎 >>葉加瀬太郎プロフィール(2)

2000年デビュー10周年を迎え、世界の音楽家・芸術家たちとのコラボレーションを行い、新たな影響を受け、更にスケールアップし続けている。

毎年 恒例となった自身の全国コンサートツアーや癒しの代名詞となったコンピレーションアルバム「イマージュ」の全国ツアーなど含め、年間100公演にも及ぶ。また、J-WAVE「ANA WORLD AIR CURRENT」のパーソナリティーや画家としての顔も持っている。

2002年自身が音楽総監督を務める「アーティスト自身が自由に創作できるレーベル」“HATS”を設立。プロデューサーとして、本格的に活動。“HATS”に於けるアーティストや様々なイベントプロデュースなど、幅広く手掛ける。>>
── では、今回のアコースティックツアーの話を聞かせてください。その ECLIPSE TDシリーズスピーカーをステージに持ち上げてお使いになりますね。それはどういった狙いなのでしょう? ──

究極を言うとこのスピーカーで、どこまで行けるんだろう?という僕の問いかけです。と言うのも、前回迄のツアーとはガラリと違って、今回はヴァイオリン、チェロ、ピアノのトリオで行います。そうすると、やはり問題になるのは音量です。アコースティックと言えど、ステージの音を皆さんにきちんとお届けしたい。『細かなフレーズでも僕の耳元で聴いている様な、ヴァイオリンそのままの音をちゃんとお聴かせすべきだと考えました。

── なるほど。オーディエンスには嬉しいコンセプトですね──

今回やはりPAを使います。でもアコースティックですから、もちろん究極は何も増幅しない、つまり何も電気的に PAをしないのが常識的には本当だろうとは思います。が、僕がこのツアーでサウンド的に狙うのは、仮に電気的に増幅してもどこまで何も無い生の状態で皆さんに演奏を届けられるのかというところなんです。

葉加瀬太郎インタビュー── PAを使っても、より生の状態に近づけるという事ですね?
ぜひ、具体的に教えてください──


これらのポイントとなるのは自分のモニター環境という事になってきます。つまり、ヴァイオリンを弾く、それをマイクでとる、そうすると必然的にモニタースピーカーが要る。通常だと足下にモニターを置いて、そこからは他の楽器音も出る。それじゃ自分の音が小さくなるのでヴァイオリンを上げる、と音が回ってハウリングする。じゃ、足下からはチェロとピアノを単独で出せばいい。でも、その場合ヴァイオリンのモニターが別に要る。あ、それじゃあ、家で聴いたECLIPSE TDシリーズスピーカーを僕の後ろから鳴らせば、そこに自分が立ち上がる。『これでモニターしたらばっちりやん』という事なのです。だって、僕のところに僕が現れればいいんだから(笑)。

── なるほど、ご自身の音のモニターを背面に置いてECLIPSE TDシリーズスピーカーから出すということですね──

そう。アコースティックでPAを使う場合やはりモニター環境が大きく左右します。ヴァイオリン用のマイクがモニタースピーカーからの音を拾ってしまったりすると音が濁る。せっかくちゃんと細かいフレーズ迄お聞かせしようとしてもと意味が無いものになってしまう。できるだけ奇麗な音で、かつ繊細な音迄お聴かせする為にはやはりモニター環境であり演奏する環境が重要なのです。それが、しいては PAで無理に音を大きくしなくても『スムースで奇麗にお聴かせできる事につながると思っています。

葉加瀬太郎インタビュー── そういえば、先日このツアーの為のモニタースピーカー実験を沢山のECLIPSE TDシリーズスピーカーを持ち込んで行いましたね。実際モニターシステムが良くなると、ご自身の演奏環境も大きく変わりましたか? ──

とにかく自分のヴァイオリンに関しては、これまでにない喜びを感じました。

── つまり自分の弾いた音がちゃんと聞こえているという事ですか? ──

それは空気感ですね。まるでとても響きのいいホールで弾いている様な、はじめて自分の弾いている音に包まれる喜びがありましたね。今迄とはこんなに違うんだと感じました。弾いていて気持ちいい。これだと例え日々会場の響きが変わっても常に一定のステージコンディションを保てます。それに弾く方も無理に音を大きくしなくていいところもありますね。やはり演奏する環境が良くなればすべてに無理がなくなる。しいては、『それはまるで会場で生で聞いているような状態を表現できると感じています。
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